絵本、それは愛の体験です   読み聞かせで本好きに

「先生が読んでくれた絵本凄く楽しかった」
「先生 絵本また読んでね」

 絵本を楽しみながら、子ども達が得るものは、冒険や安らぎなどはかりしれないほど多くのものがあります。勿論、絵本を通してお互いの心に深い結びつきが出来ます。

想像力をのばし感情を豊かにする本には、おおらかな昔話・ユーモラスな物語・ファンタジックな童話などがあります。絵本の夢のような絵が物語詩のリズムととけ合って幼い感性を快くゆさぶるでしょう。子どもの感性はメルヘンの世界で、物語詩の美しさにみがかれ洗練されていくでしょう。

 一方、知的な世界で感性がみがかれる本には、「野山の花」「川や池の生きもの」など、さまざまな「知識の本」があります。このような本で、自然の美しさや不思議さに眼を開かれた子どもには、それまで漠然と見えていた周囲の世界が、にわかに輝きを増して、新鮮にうつるようになるでしょう。あさひ幼稚園ライブラリーには5,000冊の絵本がありますが、童話でも「知識の本」でも、子どもの好きな本を、たっぷりと与えて楽しませたいと思います。