入園して

 新しく入園した子ども達の園に慣れていく様子はさまざま。
「この日を待ちに待っていました」と駆け込んで来る子。皆にいろいろ言い聞かされて、肩に力が入ってる子。そして、「おかあさ〜ん、おかあさ〜ん」と思い切り泣く子。何も言わずに不安そうにしている子など様々な表情が見られます。

 どんな姿・表情も、うまく言葉で表現できない子ども達の「心の内側」をゆっくり見守ってあげたい、じっくり付き合っていきたい。
先生達は新しい子ども達との出会いにワクワクしています。


お友達が出来た

 おままごとやブロック遊び、ぶらんこやすべり台、砂あそびなどで遊べるようになり、「いれて」「いいよ」の言葉のやりとりで楽しく遊ぶお友達が出来ます。

「かして」「いいよ」など様々な関わりをもち、遊ぶ楽しさを肌で感じて、日毎に充実した生活を送れる様になってきます。


緑の野原で

 一面クローバーと芝生に覆われた広々自然の野原で、花摘みをして楽しんでいます。

赤クローバーや白クローバーの綺麗な花で、冠や首飾りを作ったり、ベルトや腕時計、ブレスレットなど様々な装飾品を作り、自分の大切な宝物を増やしています。

また1、200坪ほどの広い野原は、かけっこや鬼ごっこをする絶好の環境ですので、毎日ぼうし鬼やたすけ鬼など鬼遊びでも賑わっております。


お花が咲いた

 園庭の花壇には、春に皆で植えた様々なお花の種や球根、苗が、春から夏にかけて、色とりどりの花びらをつけて綺麗に咲き誇ります。

すいせん、チューリップ、すみれ、あさがお、ゆり、しばざくら、あやめ、コスモス、サルビア、ホウセンカ、ひまわりなど。咲き揃ったお花を先生と一緒に見ながら「奇麗だね」


シャボン玉遊び

 「わぁ〜膨らんだ」「大きいよ!」虹色にキラキラ光るシャボン玉がつぎつぎに大空に舞ってゆきます。
固形の洗濯石鹸をおろし器で細かく砕いたりして作った特製のシャボン玉液をストローでよくかき混ぜます。

出来た液をストローに付けてそして静かに吹くと、お友達のお顔位の大きさに膨らんだり、小さな可愛い玉がいっぱい出来たりと、様々なシャボン玉との出会いを楽しんでおります。


アスレチック遊び

 幼稚園の西側運動場には、大型見晴らし台、アスレチックネット、ターザンごっこ、タイヤタワー、ジャンボトンネル、電柱バランス、柱渡りなど大型アスレチック遊具が500坪の広いスペースの中にいっぱい揃っています。

 登るときロープが前後にゆらゆらと揺れ、歪でギシギシと音がするアスレチックロープ。
 子ども達が手と股を上手に使ってぶら下がり、前と後ろに大きく揺らして何回も何回も行ったり来たり。 「あっああ〜」皆が大好きなターザンごっこ。

 勾配のある大きな梯子を両手両足を旨く使い登ったり降りたり、「わぁ〜高いよ」「雲さんと仲良しになれる」スリル満点の大型見晴らし台など。


スイカ割り

 「ま〜え、ま〜え」「み〜ぎ、み〜ぎ」「スイカ、スイカ、いちにのさん!」スイカを中心に大きな輪を作り、皆で声を合わせての応援です。

 1人で振り下ろしたり、そして2人組や3人組になり力を合わせて振り下ろしたり。なかなか割れないスイカに悪戦苦闘。

 やっと割ったスイカを皆で食べて「おいしいね」「おいしいね」やっぱりスイカ割りは楽しいようです。


栗拾い

 大きな実を沢山つけている栗の木。「あった、あった。わぁ〜こんなに大きい」「こっちにもある。いっぱいあるよ」子ども達はポケットやハンカチに栗やどんぐりをいっぱい集めて収穫を楽しんでいます。

 幼稚園の栗山は、毎日お友達が栗拾いやドングリ拾いを楽しむ歓喜に溢れた声で沸き返っております。また、栗山の周辺では、6月から桑の実、そしてすぐり、グミや野いちごなどの実が沢山なり、夏場を通して季節の自然の味覚を皆で存分に味わうことができ、まさに自然の楽園であります。


すすきの迷路遊び

 「自分の基地を作るんだ」「僕はね、迷路探険」お友達の背丈よりずっと大きいすすきが一面に生えた広々野原で、基地作りをしたり、迷路を作ったり、探険ごっこをしたり。

 また、近くにある太い松の木や大きな柳の木で木登りをしたり。岩手山と姫神山が一望出来る、奇麗な自然のたたずまいのなかで、皆が大好きな自然遊びにいつも没頭しております。


そり滑り

 冬場、お友達が一番大好きなそり滑り。雪が降ると、幼稚園のスキー場でスピードとスリルのあるそり滑りを存分に楽しみます。

 急勾配の100メートルの直滑降そり滑りですので、スピードの出ること出ること。1人乗りや2人乗りを楽しみ、そして皆で「キャ〜ッ、キャ〜ッ」「ハラハラ、ドキドキ」

 一方周辺の広場では、かまくらや雪だるま、そしてお城、乗り物、動物、怪獣など雪の芸術作品を皆で沢山作り、冬の自然遊びを存分に楽しんでおります。


野鳥観察

 樹木が沢山ある幼稚園の自然林には、いつもいろいろな野鳥がいっぱい住みついています。

シジュウカラ、コガラ、野鳩、キジ、アカゲラ、オナガ、スズメ、カラスなど四季を通して見ることが出来る留鳥。 またキビタキ、カケス、ツグミなどのように夏場や冬場など季節によって現われる旅鳥などです。

 毎日お友達が餌付けをする餌場の周辺では、朝から可愛い小鳥さんが餌をついばむ様子が真近に見られます。

 皆で3、4メートルの至近距離にいっても、お友達と小鳥さんがすっかり仲良しになったかのように、奇麗な鳴声や沢山の羽ばたきを見聞きすることができ、楽しませてもらえます。


堅雪踏み

 幼稚園の北側に広がる広大な牧草地と田園は、冬期間は一面いっぱいの積雪で覆われ、純白な銀世界に変わってくれます。

 春の息吹が近づく2月中旬から3月にかけて、日中の暖気と夜の寒気が相まって、毎日堅雪が一帯に出来ます。
「そっと歩くのよ」「あれっ、走っても大丈夫だ」「キラキラしている、気持ちいいね」すぐ大きな歓声に満ち溢れ、子ども達の絶好の遊び場になります。

 先生と一緒に奇麗な遠景色を見ながらお散歩をしたり、キジや野うさぎ、野鳩などの足跡を見つけてたどってみたり、樹木の間をかいくぐりながら冒険ごっこをしたり、様々な遊びで堅雪踏みを楽しんでいます。